令和4年度第22回はごろも教育研究助成賞授与式を開催

令和4年度第22回はごろも教育研究助成賞授与式が、令和4年7月12日(火)ホテルアソシア静岡にて開催されました。

はじめに、当財団後藤康雄理事長より、
「本年度も、はごろも教育研究助成賞に多数の研究論文をご応募いただきましたが、今日的な教育課題に対する多様な研究計画が盛り込まれた論文には皆様の意欲的な姿勢が強く感じられました。選考の結果、50件の受賞者を決定いたしましたが、大変お忙しい中、ご応募いただいた先生方の熱意に、改めて感謝申し上げる次第です。また、様々な分野の研究論文をいただだきましたが、新学習指導要領の全面実施に於ける課題や、『GIGAスクール構想』の本格始動を円滑に進めるための対応を意識した研究が多く見られました。先生方が将来を担うことができるグローバルな人材育成をめざして児童生徒と向き合い、その実践を入念に考察された、実に内容の充実した研究であると感じました。
 学校種を問わず、校長先生のリーダーシップのもと、教職員の皆様が取り組む教育研究活動は、児童生徒が一人一人の資質・能力を伸ばせるように導く意味からも、極めて大切な取組であると考えます。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための、学習環境への配慮にも万全な対策が求められますが、教育環境の整備には、家庭や地域の方々も含め、社会総がかりで取り組む体制が重要であると考えております。」と挨拶がありました。

  次に、赤堀文宣選考委員長より、選考経過について「厳正に審査をいたしました結果、受賞対象として、単年度の部は、教育団体5件、高等学校9件、幼稚園・こども園3件、小学校12件、中学校6件の合計35件。また複数年度は、高等学校4件、特別支援学校2件、幼稚園・こども園1件、小学校4件、中画工4件の合計15件を選考した」と説明があり、さらに応募内容についても丁寧な報告がありました。

 続いて、静岡県立教育委員会池上重弘教育長より祝辞があり、最後に受賞者を代表して静岡県立藤枝特別支援学校、山田伸代校長よりお礼の言葉が述べられました。

祝辞・謝辞の全文はページ下の関連資料・リンクからご覧ください。

 

授与式記念講演会

助成賞授与式に続き、授与式記念講演会が開催されました。
講師:NPO法人子どもとメディア代表理事 清川輝基氏
演題:『GIGAスクール』激減する子どものメディア環境~子どもの育ちと学びを考える~

講演概要:「コロナ禍による休校、外出の自粛要請の結果、子どもたちは、スマホ、ゲーム機、タブレット、パソコンなどに向かう時間が大幅に増え、子どもの心の変調や視力の悪化が報告されている。さらに、GIGAスクール構想が始まり、全国の小中学生全員にタブレットやパソコンが配布され、子どもたちの目が極めて危機的な状況にある。子どもの体の発達に合わせた使用法を考え、学校と家庭内の総合管理が必要」だと清川氏は提案する。

 

  • 賞状と目録の授与

  • 池上重弘教育長 祝辞

  • 山田伸代校長 謝辞