第21回助成賞 祝辞 静岡県教育委員会 教育長 木苗直秀

 令和3年度第21回はごろも教育研究助成賞を受賞されました皆様に心からお祝い申し上げます。また、本年度も新型コロナウィルス感染拡大防止のため、授与式が中止となりましたことを大変残念に思っております。

 公益財団法人はごろも教育研究奨励会様には「静岡県の教育研究の高揚と充実を図り、青少年の健全育成に寄与する。」という崇高な理念のもと、本県の教員の教育振興に対しまして多大なる御支援をいただき、感謝申し上げます。

 これまで、本研究に関しては助成賞、奨励賞をはじめとして、「はごろも『夢』講演会」や「教職員海外交流支援派遣事業」さらには、「食育支援事業」「施設等拡充支援事業」等、本県の教育を土台から支えてくださっておりますことに、厚く御礼申し上げます。

 さて、今回、はごろも教育研究助成賞を受賞されました皆様方におかれましては、日頃より”ふじのくに”の未来を担う子どもたちに「共に生き抜く力」を身に付けさせるため、教育への強い使命感と情熱をもって実践され、また研究に取り組んでいただいていることに、深く感謝申し上げます。

 本年度は、教育団体、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校より66件の応募がありました。各研究テーマを見てみますと、GIGAスクール構想やインクルーシブ教育システムの構築、令和の日本型学校教育など喫緊の課題を解決するための研究内容が数多くありました。今回受賞されました50件の研究は、いずれも他校への波及効果が大きく、静岡県の教育全体への貢献が大いに期待されるものであります。この受賞を機に、更に研究を深められ、”ふじのくに”における教育の基本理念でもあります「有徳の人」の育成に大いに寄与されるものと確信しております。

 結びにあたり、後藤康雄理事長様をはじめとして、関係の皆様方の御厚意と御尽力に改めて感謝申し上げますとともに、はごろも教育研究奨励会様の益々の御発展と皆様の御活躍を祈念いたしまして、祝辞とさせていただきます。

 

静岡県教育委員会教育長 木苗 直秀