令和5年度第38回はごろも教育研究奨励賞授与式

 令和6年2月16日(金)ホテルグランヒルズ静岡にて第38回奨励賞授与式が開催されました。

 はじめに、当財団後藤康雄理事長より、「受賞された論文には、学習指導要領を具現化するための、様々な研究、従来の『協働的な学び』と、ICT等を活用した『個別最適な学び』を融合した新たな学びの創造など、その実践について、入念な検証・考察される研究や、児童生徒一人一人の資質・能力を伸ばすための、より効果的な指導・工夫について探る研究が数多く見られました。教職員の皆様方が、今回の奨励賞の受賞をステップに、更なる学校教育の発展を目指して教育活動に励まれることに期待を寄せると同時に、財団の事業が未来の学校教育活動の創出に向けて、お役に立てればと願っております」と挨拶がありました。

 次に、赤堀文宣選考委員長より、選考過程について「私たち選考委員及び選考準備委員は、はじめに選考準備委員会を、次に選考委員と選考準備委員による合同会議を開催し、慎重に審査いたしました。その結果、学校賞、グループ賞、個人賞それぞれの受賞候補として、高等学校8件、特別支援学校4件、幼稚園・こども園3件、小学校37件、中学校18件、小中一貫1件、合計71件を選考し、これを後藤康雄財団理事長に報告し、決定に至ったものであります」と説明がありました。

 続いて、池上重弘県教育長より、「子供の主体性を育む授業の研究、地域との連携・協働により地域愛を育む研究、学習におけるICTの効果的な活用や、一人一人に寄り添う特別支援教育の推進といった、今日的な課題に迫った研究が数多くあり、今回受賞となりました71の学校・教職員の皆様の研究は、その中でもとりわけ他校への波及や、静岡県全体の教育への貢献が期待されるものあったと認識しております」と祝辞がありました。

 最後に受賞者を代表して静岡県立稲取高等学校・森泰博校長より、「今後も、目指す生徒像を共有しながら東伊豆町役場と連携し、総合的な探究の時間において役場を核とした教育活動に取り組んでいきたいと考えています」とお礼の言葉が述べられました。

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