第35回はごろも奨励賞授与式 受賞の喜び 【学校賞】
研究主題「県立高等学校における特別支援教育の先進的実践
~自校通級による生徒支援、特別支援学校としての教員交流等による指導スキル向上を目指して~」
受賞者代表 静岡県立浜松城北工業高等学校 校長 井島秀樹
本日は、第35回はごろも教育研究奨励賞を賜り、誠にありがとうございます。受賞者を代表いたしまして、一言お礼の言葉を申し上げます。
ただ今は、はごろも教育研究奨励会理事長 後藤康雄様、県教育長 木苗直秀様をはじめ、多くの皆様の御臨席のもと、栄えある「はごろも教育研究奨励賞」を賜りましたこと、心から感謝申し上げます。また、お祝いや励ましのお言葉を賜りまして、誠に身に余る光栄でございます。
さて、本校では「県立高等学校における特別支援教育の先進的実践」をテーマとして、今年度から研究実践を積み重ねてまいりました。特別な支援を必要とする生徒に対しては、関係職員が連携して支援しておりますが、支援の充実には、学校全体の支援体制構築とともに、教員の指導スキル向上が不可欠となります。
県教育委員会では昨年度から、講師が高校を訪問して指導する「巡回通級」を行っておりますが、本校には専門的指導スキルを持つ教員が一人いたため、自校内での指導が可能であると考え、あえて自校通級に挑戦しました。
また、自校通級に教員3人が補助者として加わるとともに、同じ敷地内にある県立浜松特別支援学校城北分校の授業にも教員5人が補助者として加わることで、ノウハウを実践的に学び、その成果を職員会議で共有することによって、教員の指導スキル向上を目指しました。
本研究は、新学習指導要領が求める「学習活動を行う場合に生じる困難さに応じた指導内容や指導方法の工夫を計画的、組織的に行うこと」に応える先進的実践であり、指導スキル向上をOJTによって目指すものです。
なお、本研究は現時点で十分な成果を挙げている訳ではありません。本校の特別支援教育は始まったばかりです。今回の受賞を誇りにして、引き続き教員の指導スキル向上を目指していくことが、本校の使命であると実感しております。
今回「はごろも教育研究奨励賞」に応募しました各校、各教職員は、教育の専門家としての力量を高めるために、研究と修養を重ね、日頃の実践を論文としてまとめましたが、これからも園児・児童・生徒の輝く未来のために、真摯に教育活動に取り組んでまいります。
感謝の意は十分尽くせませんが、後藤理事長様をはじめ「はごろも教育研究奨励会」のますますの御発展を祈念して、お礼の言葉といたします。
本日は誠にありがとうございました。